玉心真刀流
小太刀(短い日本刀)を使った、居合と剣術の武道です。
基本の形3本と、居合の形16本(座技8本・立技8本)、剣術(組太刀)の形16本があり、左腕のみでも稽古できるように工夫されています。
小太刀は大太刀に比べて軽くて扱いやすいため、子どもや力の弱い方、右手の不自由な方でも稽古をすることが可能です。最近では左右バランスよく鍛えたい方や、肘を痛めた方がリハビリがてらに稽古したりと、様々な広がりを見せています。
また、居合同様、初心者は木刀で稽古することもできます。
稽古スケジュール
吹毛会本部道場にて毎週日曜日の13:00~14:30に稽古が行われています。
ご興味のある方は、ぜひ一度見学してみてください。(見学申込みの際には、「玉心真刀流」の見学希望と明記してください。)
部道場には貸し出し用の小太刀もありますので、体験をすることも可能です。
見学申込みはこちらからどうぞ。
玉心真刀流の始まり
右腕が不自由な人でも武道ができる
新名玉堂宗家が玉心真刀流を興したきっかけは、右腕が不自由な女性が無外流居合の見学にいらっしゃったことでした。
当時、新名宗家は、左腕だけでは、居合は難しいと考えられておりましたが、この女性が限られた技だけでもいいからやってみたいという思いを聞き、この女性に武道を習わせてあげたいという一念から、宗家が習得された無外流居合や神道流をベースに玉心真刀流の技を作られました。
全ての形が、右手を一切使わずに左手のみで行える工夫されております。
子供たちに正しい心を
最近では少年犯罪のニュースが目立ちます。
吹毛会は、武道を通して、子供たちに正しい人間づくりに少しでも寄与したいと考えております。
子供が武道を習う理由は、ただ健康的な体を作るだけではありません。礼儀はもとより、目上の人に対する尊敬の気持ちや、友人との絆づくりなど作りなど、正しい心を形成してほしいと願います。
なお、高校生になるまでは、スポーツチャンバラ用のやわらかい刀で組太刀をし、木刀で居合いの稽古を行うので、怪我をする心配はありません。
玉心真刀流の形
居合(座技) | 居合(立技) | 組太刀(座技) | 組太刀(立技) |
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雲騰(うんとう) 左達(さたつ) 右通(うつう) 落葉(らくよう) 武丁(ぶちょう) 寸陰(すんいん) 周発(しゅうはつ) 察理(さつり) |
去而(きょじ) 円月(えんげつ) 白露(はくろ) 千兵(せんぺい) 誅斬(ちゅうざん) 得能(とくのう) 無竟(むきょう) 羽翔(うしょう) |
光陰(こういん) 調陽(ちょうよう) 承明(しょうめい) 鳴鳳(めいほう) 日厳(にちげん) |
匡合(きょうごう) 霊水(れいすい) 漢恵(かんけい) 見機(けんき) 火帝(かてい) 上和(じょうわ) 天地(てんち) 龍師(りゅうし) 蒼穹(そうきゅう) 星辰(せいしん) 夜光(やこう) 玄黄(げんこう) |
段位について
段位は、5級から1級まで取得したら、初段、弐段と上がり、十段まであります。
講習会の模様
随時、指導者向けの講習会を行っております。